遊んだゲーム雑記(7月前期)
夏で時間があったということもあり、今期はホラー日和だった。
〇PCゲーム
返校 Detention
台湾文化を色濃く表現し、かつその世界観に忠実なホラー作品。名作。
個人的に苦手なジャンプスケア要素がほぼなく、安心して怖くなることができる。
ただし、びっくりさせる要素はある。
これはジャンプスケア要素が何かという定義付けの話になると思うのだが、必ずしもびっくりさせる要素が全てジャンプスケアではないと思っている。
まぁこの話は追々…
ゲームプレイ中、個人的に一番鳥肌が立ったシーンだけ説明したい。
それはアイテムとして一膳飯を入手した時だ。
私の家は浄土真宗だったので一膳飯の風習はなかったのだが、ご飯に箸を立ててはいけないというマナーはこの文化に由来すると思われる。
ただ見た目や素行が悪いという理由ではなく、生者の食べ物が死者の食べ物へと変わってしまうという最もな理由。
その理由を今まで教えて貰えなかったことへも恐怖を感じてしまう。
知らず知らずに死へと誘われるような一膳飯のような文化が日常に潜んでいるということさえ恐怖してしまう。
私はこれからご飯を食べるたびに一膳飯を思い出して、箸を横に置くのだろう…
SOMA
AmnesiaのクリエイターはAmnesiaが売れたことによって“ホラー”のジャンルをより一層考えることになったのだと思う。
私はSFについてあまり詳しいほうではないが、本作をプレイすればSFの魅力というものが味わえるように感じた。
特に本作はSF要素をただの世界観としてだけでなく、プレイヤー自身の行動理念を喚起しつつSFならではの側面から人間の命について考えさせられることになる。
ストーリーテリングについて語っているだけあって、本作のストーリーテリングにおける出来栄えは恐ろしく高水準であった。
ゲームの本質的となる部分が見えるほどゲーム外でも恐怖感が増していくこの感覚は、なかなか他のゲームでは味わえるものではないだろう。
またAmnesiaで培ったホラーゲームの恐怖体験についても申し分ない。
銃で撃ち殺すことに慣れた人には退屈かもしれないが、ホラーの本質とはまず”自身には理解のできない何か”と対峙することにあると思う。
それは直接的なものから精神的なものまで様々だ。
本作では暗がりからプレイヤーの異常をきたす何かが登場し、それはいったい何かとおそるおそる覗くと明かりの下に恐怖の何かが現れる。
そして見つかったBGMと共に何かに襲われる。
まさにホラーの起承転結。
起:プレイヤーが何か違和感を感じる
承:違和感の正体がゆっくりと現れる
転:プレイヤーが逃げなきゃと感じる
結:何かが襲ってくる
これらを忠実に守った至高の一品だった。
ストーリーと演出。
全てが美しいSFホラーゲームだ。
まだ遊んだことない人には是非勧めていこうと思う。
Layers of Fear
定期的に無料で配布してるよねこのホラーゲーム。
もう最初から否定的な話で悪いんだけど、こういったホラーゲームは全くもって好きじゃない。
レビューやこのゲームの記事に驚かせる要素がないというが基本的に本作はジャンプスケアでゲームの恐怖を取り持っている。
物が飛び、ガラスが割れ、振り返れば電気が消える。
ただ何でもないところで急に心臓が早くなるBGMを差し込むことで緊張感をもたせる。
確かにこのような演出の意味ではプレイヤーを飽きさせないためのギミックの作り方はうまいのだと思う。
だが、個人的にジャンプスケアの箇所はただ恐怖心を煽る以外の何物でもなく、ただの邪魔者だ。
探索の途中途中でダレてしまう箇所を驚かせているに過ぎない。
しかし、本作はホラーゲームとしては良作だ。
少なくとも私が最後までプレイしたくなるほど魅力的なストーリーとその大胆な見せ方。
さらに狂気というように一歩も動いていないのに部屋が刻々と狂気に染まっていくような演出は一人称ホラーゲームでしか味わえない体験だった。
その演出を見るだけでも本作をプレイする価値はある。
だがジャンプスケアが苦手なら絶対にプレイするべきではない。
基本的には豪華なストーリーのついた、ただのお化け屋敷だからだ。
(もしかして実況者向け作品なのかなこれ…)
Bloody Trapland 2:Curiosity
協力死にゲー2Dアクションの第2作目。
いわくまに協力してもらい4人でプレイした。
正直1でも全ステージクリアには相当苦労したので2は結構ヤバいんだろうなと思っていたが、案の定ステージ2やステージ3ではみんなが諦めはじめ、自分にクリアを任せる状況になってきた。
果たして次にこのゲームを遊ぶときにはみんなの精神は元に戻っているんだろうか…
Hand Simulator
サマーセールで100円だったので暇だったいわくまとプレイ。
マジでクソゲーだけど笑える要素しかないので最高だった。
もう遊びたくない。
Slay the Spire
以前にも書いたけど、今回はアップデートで新キャラが追加されたのでその雑感。
新キャラはオーブを生成して戦うキャラクター。
オーブは喚起することで効果を発揮するが
持っているだけでも自動効果が発揮される。
拾うカードでデッキコンセプトもガラッと変わるので構築も難しいイメージだ。
その分何でもできるのでかなり楽しい。
後々で攻略記事でも書いてみようかと思う。
〇スマホゲーム
identity V(第五人格)
正直かなり面白いよこれ。
中身はDead by Daylightでしょって思うかもしれないんだけど、ちゃんとスマホ用にカジュアルさが増してて初めてでも楽しめるようになってると思う。
問題としてはキャラの能力とかの理解が難しいってことだけど…
とりあえずこの先も絶対生き残るゲームだ。
ウォーキング・デッド:我らの世界(Our World)
ウォーキング・デッドで位置情報ゲーム。
自分の周りがすぐゾンビだらけになるからひたすら銃で撃ちころすだけ。
対して面白いゲームではないんだけど、育成要素が多くてついつい触ってしまう中毒性はあると思う。
まぁ流行らないとは思うけど…